INLretro Dumperの記事の続き。
前回まではどのゲーム機種の吸出しに対応するかオプションを選んでから購入する形でしたが。
今は全機種対応版一択となってますね。
NES, FC, SFC, N64, GB, GBA, MDに対応して、52ドル(送料は含まず)。
エコノミー便で頼みましたが、コロナ渦による遅れもあり、3週間程で届きました。
遅い...
では、吸い出しをやってみましょう。
①Gitlabからソフトウェア一式をDL(Downloadボタン)
Paul Molloy / INL-retro-progdump · GitLab
②DriverPackageフォルダのexeからドライバをインストール。
機器を接続して、指示に従えばOK。
念のためPCを再起動する。
ここまでは前回と一緒。
③host\scriptsフォルダ内のinletro.luaをメモ帳などで開く。
62~99行目の中と104~110行目を対応する機種以外の部分を”--”でコメントアウト。
ファミコンの場合はマッパーによっていくつか選択肢が出てくるでしょう。
④hostフォルダに戻り、アドレスバーに"cmd"と入力しコマンドプロントを開く。
ここでカセットと機器をPCに接続していることを確認する。
コネクタ等があるほうがカセットの前向きにあたります。
⑤コマンドに”inlretro.exe -s scripts\inlretro2.lua -c (ゲーム機種) -d (適当なゲーム名).(拡張子) -z (ファイルサイズ)”と入力し、Enter。
ただし、ファミコンだと、"inlretro.exe -s scripts\inlretro2.lua -c NES -m (マッパー) -x (PRGのromサイズ) -y (CHRのromサイズ) -d (適当なゲーム名).(拡張子)"
この際のファイルサイズは自分で調べる必要があります。
この場合、参考サイト様のINLstarterを使って調べるのが簡単だと思います。
参考サイト:
http://arekuse.net/blog/tech-guides/rom-dumping-and-hacking/rom-dumping-nes/
ただし、ファミコンのマッパーに関しては以下のサイトを参考にすると良いようです(私は女神転生で失敗しましたが...もう少し調べてみます)。
NES Mappers – Mega Cat Studios
追記:Wizardry - Proving Grounds (J) (128/128 MMC1)で吸い出しを確認。
試しに、スーパーファミコンのスーパーマリオカート(特殊チップ)を吸い出そうとしたら認識しないと出ました。
対応しているっぽい記述があるので出来るそうな感じはしますが、さて。
次回に続くかも。